①以下のグラフのように売上は上がっている?とは少しいいにくいデータがあった場合に、数値的に把握する方法として統計解析や信号解析などで用いられる相関関数(CORREL)を使用する方法があります。
②B列(売上)が売り上げのデータです。そしてD列にB列と同じ個数のデータを入力します。このとき入力するデータは+1づつ増やして下さい。
③B列(売上)とD列(相関元)とで相関を計算します。入力する数式は =CORREL( B2:B13, D2:D14 ) とします。
④D15に「0.733826」相関の計算結果が出力されました。
⑤この数字の意味はというと・・・
-1 ~ -0.7 | 強い負の相関 |
---|---|
-0.7 ~ -0.4 | かなりの負の相関 |
-0.4 ~ -0.2 | やや相関あり |
-0.2 ~ 0 | ほとんど相関なし |
0 ~ +0.2 | ほとんど相関なし |
+0.2 ~ +0.4 | やや相関あり |
+0.4 ~ +0.7 | かなりの正の相関 |
+0.7 ~ +1 | 強い正の相関 |
相関係数の結果は-1~1の値をとります。そして、1に近いほど相関があり、-1に近いほど負の相関があります。D列に対し売上のB列の相関係数が0.7~ということは 売上は上がっている。逆に -0.7 となった場合は売上は下がっている。0の場合は変わりなし・・・と言えます。 弱点としては売上が1%程度の微増でも、2倍の倍増でも、相関係数の結果はあまりかわらず、最大値は1となることに注意して下さい。 統計解析や信号解析などに使用される関数ですが、簡単に傾向を把握する参考テクニックです。