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VLOOKUPの検索値がTRUEの場合


=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列位置, [検索の型])
「氏名」などで完全に一致したデータを探す場合は検索の型は「FALSE」を使用しますが、 「TRUE」または「1」にした場合は、完全一致した検索値が見つからない場合は、検索値未満で最も大きい値が使用されます。(但しデータを昇順に並べておかないと予測不能な結果になります。)

正しい実行例(数値で検索)

*点数は昇順に並べています。

AB
1点数評価
20D
330C
450B
580A

100点の評価

書式 =VLOOKUP(100, A2:B5, 2, TRUE)
結果 A

80点の評価

書式 =VLOOKUP(80, A2:B5, 2, TRUE)
結果 A

79点の評価

書式 =VLOOKUP(79, A2:B5, 2, TRUE)
結果 B

40点の評価

書式 =VLOOKUP(40, A2:B5, 2, TRUE)
結果 C

blank

失敗例の実験(検索値はTRUE)

*点数をあえて降順にした場合の結果。

AB
1点数評価
280D
350C
430B
50A

100点の評価

書式 =VLOOKUP(100, A2:B5, 2, TRUE)
結果 A

80点の評価

書式 =VLOOKUP(80, A2:B5, 2, TRUE)
結果 A

79点の評価。本来の結果はB

書式 =VLOOKUP(79, A2:B5, 2, TRUE)
結果 A

40点の評価。本来の結果はC

書式 =VLOOKUP(40, A2:B5, 2, TRUE)
結果 #N/A

blank

VLOOKUP関数を使用する場合の多くは、氏名検索など検索値がFALSEで使用する事のほうが多いと思います。 しかしTRUEで使いたい時もあると思います。その場合はデータを昇順に並べて!ということを忘れないようにしましょう。

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