分散を求めるEXCEL関数
VARP関数は、指定した範囲内の数値の分散を求めることができます。
結果はSTDEVP関数(偏差)の2乗と等しくなります。
VARP関数の書式
VARP(数値1, 数値2, 数値3...)
実行例 | 実行結果 |
=VARP(100, 200, 300)
|
6666.666667
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=VARP(150, 200, 250)
|
1666.666667
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VARP関数の使用例
VARP(範囲)
| A | B |
1 | 100 | 150 |
2 | 200 | 200 |
3 | 300 | 250 |
書式 =VARP(A1:A3)
結果 6666.666667
書式 =VARP(B1:B3)
結果 1666.666667
偏差とは?
| A | B |
1 | 100 | 150 |
2 | 200 | 200 |
3 | 300 | 250 |
偏差とはデータのばらつきぐあいの事で、平均とともに良く使われます。
表をみてわかるとおり、A列の平均値もB列の平均値も同じ200ですが、A列は100づつ、B列は50づつの数値幅になっています。この場合はA列の偏差は100、B列の偏差は50になります。
| A | B |
1 | 人 | 機械 |
2 | 194.3 | 199.8 |
3 | 197.1 | 199.9 |
4 | 192.5 | 199.7 |
5 | 199.3 | 199.5 |
平均 | 195.8 | 199.7 |
偏差 | 3.0 | 0.2 |
偏差の使い方として、200ccのコップに満タンの水を入れる作業を 人と機械で実験した場合の表です。
このように、機械で行った場合、偏差が小さいため、すべてのコップにほぼ均等に水を入れることができたということが平均ではわかりませんが、偏差ではわかります。